頭がイカレそう

頭がイカレそうになるのを防止する為にはじめました

今日が貴方の命日です

 

敢えてどのジャンルかは明記することはしませんが、本日、衝撃の事実が発覚したといえば察してくれる方もいるのではないでしょうか。察してくれたという体で話を進めたいと思います。わからない方はそのままで、身近な人に当てはめて見るとわかりやすいのかなと思います。

 

さて、件の彼、このブログの題名の「貴方」に当たる方ですが、在り来りな言葉で言ってしまえば私の推しです。

最近まで本名、フルネーム、家族構成、性格、何もかも分からぬままでした。正直な話、恥ずかしながら彼自身を推していたと言うよりかは、彼を中心に生まれる人間関係を好んでいたのかなと感じています。

 

初登場時、既にこの世にはいなかったのですが、あまり彼の死を意識することはなかったように感じます。彼が死んだことによって発生した、他の人物の関係の変化などばかり目で追っていたからでしょう。

 

それが今回、ようやく彼の死、そのものにスポットが当たったと言いますか。彼の死を静かに悼む人々が描かれたのを見て初めて、生前の彼を意識したと同時にその死の重さも理解出来たと思いました。

 

わかりやすく例えると、自分の産まれる前に亡くなった祖父の話を懐しそうに、少し寂しそうに話す祖母を見た時のような感じですかね。

 

生前の様子は他の人物の回想でしか垣間見ることはできませんでしたし、その場面もかなり限定的なものです。他の人物よりも少し遠いというか、あまり身近に感じられないというか、そんな感じだったのですが。

 

人物の反応だけでなく、周りの小道具などから察することが出来たのも大きかったかなと思います。

 

 

何だかとっても悲しくなってきましたが、暖かい気持ちもあります。

職業上の理由しょうがないとは言え、その死を知らされていなかった、弔う事すらされていなかった彼がようやく誰かに弔われると思うと少し嬉しくも思います。

 

R.I.P